コンソールにHDS-7Gen3、バウにElite-12&9Tiが設置されていたレンジャー、
HDS-9Gen3の増設およびGPS魚探システムの配置変更のご依頼です。
コンソールは9インチをダブルで
コンソール:Elite-9Ti(左)・HDS-9Gen3(右)
オーナさん自作のグローブボックスがコンソールセンターにあるので、トレンドのオンダッシュ配置ではなく、サイドに2台並べる形となりました。
架台についてはElite-9TiはHDS-7Gen3がセットされていたショートアームのRAMをそのまま流用。やや重量のあるHDS-9Gen3はRAMヘビーデューティーを取り付けました。
この年式のボートではある意味落ち着いた感じに見えますね。
バウは12&7インチ
バウデッキは元々のElite-12Tiの隣にHDS-7Gen3をコンソールより移設です。
特にバウはGPS画面の表示と実際のポイントの位置関係がより明確になるので船体のセンターラインに対して垂直にセットするのが拘り。
画面の高さも揃えるようにしています。
HDSとElite-Tiで役割分担
前後それぞれHDS&Elite-Tiの組み合わせにすることで、
HDS:リーフマスターで作成した詳細地形図を表示させるGPSメインの画面
Elite-Ti:ストラクチャースキャンの表示をメインの画面
を基本とした使い方をされるとのことです。
前後HDSをイーサネット接続することで地図の共有やウェイポイントの完全な同期ができるというGPS機能の充実がオーナーさんのご希望でした。
また、イーサネット接続でHDSは魚探機能を共有することもできるようになるので画面表示のパターンはかなりバリエーション豊かになりますね。
【参考】
Elite-Tiにはイーサネットのポートがないので魚探画面をネットワーク共有することはできません。
また、ウェイポイントの共有はNMEA2000ネットワークで一応できますが完全に同期させることはできません。
(たとえばEiite-Tiで消去したウェイポイントは、もう片方のElite-Tiには残ります。また、マークによっては色や形が揃わない場合があります。)
左:HDS-9Gen3 右:Elite-9Ti
このイーサネットのあるなしが、HDSとElite-Tiの一番大きな違いです。
GPS魚探の活用法はフィッシングスタイルによっていろんなパターンが存在します。
North Waveでは、オーナーさんの「あんなことやってみたい」「こんなことはできるかな」・・・の実現をお手伝いさせていただいております。