LOWRANCE

自動等深線作成機能『GENESIS LIVE』インプレその1

自動等深線作成機能 GENESIS LIVEの使用法

LOWRANCEユーザー待望の新機能『GENESIS LIVE』
先日Facebookページで先行してβ版で試した動画はアップしましたが、ようやくソフトウェアVer.18.2がLOWRANCEのHPにもアップされましたので、こちらのブログでご紹介します。

GENESISライブとは

『ジェネシスライブ』は魚探の水深情報とGPSの位置情報からマップ上に等深線を作成できる機能です。
HDSカーボン&Gen3シリーズElite-Tiシリーズ(5インチを除く)に
最新版のソフトウェア(Ver.18.2)をインストールすることで
自動等深線作成機能『ジェネシス ライブ』が使えます。

※概要は日本代理店ジムクオーツ社のPDFをご参照ください。

GENESISライブで等深線マップを表示させる

『GENESISライブ』はLOWRANCEのGPS機能ではおなじみの
■サイドスキャン画像を表示させる『ストラクチャーマップ』、
■水温変化を表示させる『ヒートマップ』
と同様にチャート(GPS)画面の「オーバーレイ」の追加機能です。

マイクロSDをカードスロットに差し込むと「オーバーレイ」メニューに「Genesiライブ」の項目が出ます。
(最後の『s』が抜けているのはご愛敬)

等深線作成の様子は動画をご覧ください。

オリジナル等深線マップのできあがり

ざっくりとした魚探がけ(航跡の間隔は最大50mくらい)ですが予測変換機能があるので、一気に広範囲の等深線マップができあがりました。
細かな地形変化が無い今回のような水中岬では地形の概要を短時間で十分捉えることができます。
メニューバーの「Genesisライブオプション」→「コンターインターバル」で等深線の間隔を変えられます。

「高」にするとこんな感じで詳細になります。

また、「Genesisライブオプション」→「水深パレット」でカラーを変えられます。

しかしながらデフォルトの水深パレットは、色の変化が少ないので水深変化はあまり見やすいとは言えませんね。
そこで動画後半で紹介しているのがこちら、
「チャートオプション」→「ビュー」→「陰影表示」→「カスタム陰影」で「水深1」をこんな感じに色分けしておいて、

「チャートオプション」→「ビュー」→「陰影表示」→「水深1」にチェックを入れる。

「Genesisライブオプション」→「水深パレット」→「チャートの同期」に設定するとずいぶん見やすくなります。
(ちなみにこの方法は『C-MAP GENESIS(旧INSIGHT GENESIS)』からダウンロードしたMAPでも使えますよ!)

その他、任意の水深のみ色を変えたり、オーバーレイの透明度を変えたりと自分なりのカスタムGPS画面が設定可能です。

【追記】カラーパレットのカスタムについて
カラーパレットのカスタムは、基本的にチャートのデータソースが「C-MAP」であることが前提となります。HDSカーボンなどではチャートのソースに「C-MAP DEMO」があるのでそれを選べばOKです。
Elite-Tiなどでは「C-MAP DEMO」が無いため「陰影表示」のボタンがアクティブにならず、「カスタム陰影」までたどりつけません。
方法としてはC-MAPのカードを入れるか、『C-MAP GENESIS(旧INSIGHT GENESIS)』からダウンロードしたマップデータを選択することで「陰影表示」がアクティブになります。
(C-MAP GENESISの使用方法はこちらのPDFを参照→無料の精密等深線 C-MAP ジェネシス
一度カラーパレットの設定をしてしまえば後はソースを切り替えてもカスタムしたカラーが有効になりますので、スーパーショアラインや全国湖沼図などのマップデータと併用できます。

 

実際のところは!?

GENESIS LIVEをすでに使われた方はお気づきかと思いますが、まだリリースされたばかりということで改善した方がいい部分もあります。
とはいえ、ローランスでは従来このような等深線マップを作成するには緻密な魚探がけをし、録画したデータを『リーフマスターPRO』を使ってパソコン上で変換してAT5形式のファイルを作成する、もしくは『C-MAP GENESIS(旧INSIGHT GENESIS)』からダウンロードするなど手間と時間がかかる作業が必要でした。
今回リリースされたジェネシスライブ機能では、マイクロSDカードを本体に差し込めば自動的に等深線マップを作成してくれます。
そういった点では手軽に湖底情報を手に入れられる間違いなく素晴らしい機能です。

さらにコアなユーザーさんは作成されるマップの精度なども気になるところかと思います。
そのあたりは現在いろいろ試していますので、追ってご紹介していく予定です。

(こちらの動画はβ版のソフトなので多少現行とは異なります)

ソフトはこちらから

最新のソフトウェアはこちらからダウンロードできます。
https://downloads.lowrance.com/
※2018.8.25現在、最新バージョンは18.2-60.1.134です。

ピックアップ記事

  1. LOWRANCE『GHOST』セッティング例
  2. HOOK2シリーズ用パーツ
  3. リアルタイムソナー『LiveSight』リリース
  4. 自動等深線作成機能『GENESIS LIVE』インプレその1
  5. 浚渫エリアで等深線作成『GENESIS LIVE』インプレその2

関連記事

  1. HONDEX

    HONDEX HE-9000『デプスマッピング』の湖上インプレ

    HE-9000、湖北デビューです!HONDEXさんよりご依頼があり…

  2. SHOP NEWS

    GPS魚探をご検討の方へ2019-2020

    シーズンイン!?12月になり、GPS魚探の入れ替えや新規導入の検討…

  3. BOAT SETTINGS

    LiveSightセッティング例

    LOWRANCEフラッグシップモデル、『HDS LIVE』と、リア…

  4. Elite-Ti

    『Elite-9Ti2』インプレその1【2019NEW】

    ニューモデル“Ti2”2019ニューモデルの先陣を切って発売開始と…

  5. HDS

    リアルタイムソナー『LiveSight』リリース

    REAL-TIME SONAR 『LIVESIGHT』LOWRAN…

  6. BOAT SETTINGS

    HDS-12CARBONフル装備@トライトンTR20 X3 PRO

    レンジャーZ521C長谷川艇と同時進行でセッティングを進めていたのがこ…

Calendar

2018年8月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の記事

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

  1. SHOP NEWS

    2019ザ・キープキャスト
  2. BOAT SETTINGS

    HDS-9CARBON&3in1振動子@レンジャーZ21
  3. TEAM North Wave

    B.A.S.S of JAPANイースタン第3戦
  4. HONDEX

    HONDEX『ワカサギパック』
  5. BOAT SETTINGS

    HDS Gen3フル装備@トライトン20TRX
PAGE TOP