『みちびき』の効果やいかに・・・
『みちびき』運用開始
2018年11月1日より『準天頂軌道衛星』の『みちびき』が運用開始となりました。
概要はニュースなどでも報じられていますが、ボートアングラーはGPSの大幅な位置情報精度アップに期待されている方が多いでしょう。
(みちびきの詳細情報は・・・こちらをご参照ください)
LOWRANCE×みちびき
LOWRANCEのGPS魚探で「みちびき」を利用するには、
対応のレシーバー(アンテナ)が必要です。
2018年11月現在、みちびきに対応しているアンテナは『IKKI-QZ』です。
HDS全モデル、Elite-9/12Tiの他、LMS/LCX(一部を除く)でも使用可能です。
※電源コード(PC-30)から分岐するNMEA0183ポートに接続しますので、Elite-Tiシリーズで使用する場合は別途PC-30パワーケーブルが必要となります。
(上記写真はHDS-12CARBONにIKKI-QZを接続し、ネットワーク経由でElite-7Tiで読み込んでいます)
サテライト画面でバーグラフの上に*マークが付いているのがみちびきの補正を表します。
「みちびき」による精度アップ
みちびきの運用開始後に受信比較をしてみました。
ボートは陸上での静止状態、
左のHDS-12CARBONはリアに設置されているPOINT-1
右のElite-7Tiは写真に見えているIKKI-QZ
で、それぞれGPS衛生を受信するように設定しています。
様子は動画でどうぞ・・・
完全に静止した状態でIKKI-QZで受信している地図画面がぴたっと止まっているのがわかると思います。
動画ではわかりにくいかもしれませんが座標の数値もほぼ変化しません。
理論上では座標の最小桁が1.85mとなるので、この数値が動かないということは誤差は半径0.9m以内となりますね。
以前からこのような形でPOINT-1とIKKI-QZの比較をしていましたが、みちびき運用前は地図画面のふらつきはIKKI-QZの方が大きくPOINT-1の方が明らかに安定感がありました。
ここまであまりIKKI-QZをオススメしてこなかったのはそういう理由です。
数値的なところで言うと、みちびき運用後もGPSの最大誤差を表すEPEの値が急激に向上したわけではありません。(POINT-1、IKKI-QZのいずれでもいいときで3m前後)
ところが11/1の運用後は体感的にIKKI-QZの精度が明らかに向上しています。
あくまでも感覚的なところですが、従来のGPS衛生に、みちびきからの位置情報をプラスすることによって精度、静止安定性は向上したと言えるのではないでしょうか。
さすがに巷で言われるような誤差数センチメートルというのは現状のGPS魚探では難しいでしょうね・・・。
ちなみに次世代機種の『HDS LIVE』は内蔵アンテナがみちびき対応となる予定です。
GPSアンテナとしては安定の性能を持つ『POINT-1』も次回バージョンアップでみちびき対応となるようなので、こちらはさらに期待できますね。
「みちびき」キャンペーン
「みちびき」運用開始を記念して、12/31までキャンペーンを開催です。
期間中にELITE-9Ti・12Ti・HDS CARBON各モデルをお買い上げのお客様に
今回ご紹介した『IKKI-QZ』をプレゼントさせていただきます!
さらにHDS-9/12/16をお買い上げのお客様にはPOINT-1もしくはトータルスキャン振動子のいずれかをWプレゼント!!